カリッとした衣の食感がクセになるハワイのローカルフード、モチコチキン。
ハワイアンレストランの定番メニューとして人気ですし、ハワイの家庭でもよく作られています。
モチコチキンは、鶏肉を揚げたものとは知っているけど、唐揚げと何か違いがあるの?
と、気になったことはありませんか?
今日は、ハワイのソウルフードとして定着しているモチコチキンは、唐揚げと何か違いがあるのかについてご紹介いたします。
さらに、モチコチキンの本場のレシピを探している方のために、本場ハワイで伝わったレシピもご紹介いたします。
目次
モチコチキンと唐揚げの違いは?
モチコチキンは衣をつけて揚げる料理なので、簡単に言ってしまうとハワイアン唐揚げなのですが、違いはその衣にあります。
日本で一般的に知られている唐揚げには、片栗粉や小麦粉が使われていますが、モチコチキンには「もち粉」が使われれていることが特徴です。
もち粉はもち米が原材料で、日本では大福やお団子に使われていますね。
さらにモチコチキンの衣の中に砂糖が入るため、唐揚げよりもほんのりと甘さを感じます。
本場ハワイの唐揚げモチコチキンのレシピは?
では、本場ハワイで伝わったレシピをご紹介いたします。
1973年にハワイの本願寺が料理本を出した時に掲載されていたものです。
作り方は、一般的な唐揚げと同じ手順です。
モチコチキンの材料(4人分)
- 鶏肉 3ポンド(約1.4kg)
- 中力粉 大さじ2
- コーンスターチ 大さじ4
- もち粉 大さじ4
- グラニュー糖 大さじ4
- 醤油 大さじ5
- オイスターソース 大さじ1
- 卵 2個
(お好みで)
- 刻みネギ
- ごま 大さじ7
モチコチキンの作り方
- 鶏肉を一口大に切る。
- ボウルにすべての材料と鶏肉を入れて混ぜ、鶏肉によくまぶす。
- 2~3時間漬け込む。
- 大きなフライパンで、普通のフライドチキンと同じように、きつね色になるまで揚げる。
- 油を切る。
- アツいうちにどうぞ。
もち粉がない場合の代用品は?
もち粉を購入されるときは、小麦粉などが置いてある粉のところや、手作りお菓子コーナーのところで見つけることができます。
でも、もち粉がお店見つからない場合は、白玉粉でも代用できます。
もち粉も白玉粉も原材料は同じもち米です。
ただ、白玉粉は粒が粗いので、つぶして粉状にしてください。
近年のモチコチキンのレシピ
近年では、一般的な唐揚げと同じように、にんにくやしょうがを入れたり、砂糖ではなくはちみつを使ったレシピが多いようです。
モチコチキンは「もち粉」を使うことが鉄則ですが、そのほかの材料については、バリエーション豊かになりました。
私は、もち粉とコーンスターチを1:1の分量にしたものに、調味料と卵を混ぜて衣を作ってみましたが、カリカリと美味しく仕上げることができましたよ。
衣が甘くなることに抵抗がある方は、砂糖を入れずにモチコチキンを作り、甘辛いソースをかけるという方法も流行しています。
まとめ
今日は、モチコチキンと唐揚げの違いについてご紹介いたしました。
衣に使う材料を変えるだけでカリカリでジューシーな仕上がりになりますよ。
そして、本場ハワイで伝わったモチコチキンのレシピは、今から約50年前に一冊の本によって広まりました。
材料も入手しやすいものばかりなので、ご家庭でもすぐに作ることができますね。
作り方は唐揚げと同じで、揚げる温度なども特に違いはありません。
ぜひ本場ハワイで伝わったレシピで、いつもと違ったカリカリな食感を味わってみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。